着々と進むインフラ整備@イラク、エルビル2009-11-07 04:31

秋も深まるイラク、エルビル市郊外の様子です(↓)

前回来たのは約5ヶ月前ですが、
停電時間が以前より随分と少なくなったと感じました。
最近、クルド自治政府のネチルバン・バルザーニー前首相が、
1年半前のエルビルでは、1日4時間しか電気が供給されなかったのに対し、
現在は21時間にまで回復した、と発言したとのことですが、
確かに実感できます。

停電が頻繁に起こり、しかもいつ回復するか分からない状況にあると、
何事も電気があるうちに済ませてしまおうと、大変焦ります。
宿泊しているホテルは停電すると水道(ポンプ)も止まってしまうため、
シャワーは今のうちに済ませよう、
ドライヤーは今のうちに使おう、
ネットやメールも今のうちに見よう、
携帯やデジカメの充電も今のうちに済ませよう、
或いはエレベーターに乗るのをやめよう、
電気がつかないからもう寝よう、などといった具合です。

ただし、電力供給も急ピッチで回復しているとはいえ、
まだまだイラク全土では大幅に足りていない状況です。

エルビル市内の送電線(↓)
近くにある変電所は厳重なセキュリティで中の様子は全く見えませんでした。


市内では大型ホテルの建設風景も見受けられ(↓)
(世界金融危機による不況の影響か、工事が中断している物件もありますが)


小さな商店の建設も至るところで見受けられます(↓)

おもしろいな、と思ったのは
仮設用の資材に竹や木材を大量に利用し、
建設工事中の床(スラブ)を支えていること。
こうした風景は昔の香港で良く見かけ、
特に香港の場合は大規模ビル工事でもこうした手法とっていたため、
圧倒された記憶があります。


国際会議もできる大型のコンベンションセンターもあります(↓)

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://urban.asablo.jp/blog/2009/11/07/4681837/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。