アラブ版「風刺画」2009-10-02 20:07

本屋さんでこんな本を見つけました。
左上:ヨルダンを中心としたアラブ日常生活の風刺画集
右下:「OIL on CANVAS」という表題の湾岸戦争やイラク戦争等の中東問題を題材にした風刺画集

ヨルダンでは有名な風刺画家Emad Hajjaj氏(1967年生まれ、パレスチナ難民としてヨルダンで育つ。イルビットにあるヤルムーク大学卒。)の画集です。

中東問題、社会問題、アラブの日常等、幅広いジャンルを相当くだけだ漫画で表現していて、おもしろくて夜中の2時まで見入ってしまいました。
アラビア語が読めなくとも、中東一般に関心のある方なら十分に理解できる内容です。
(↑)アラブ人お父さんの日常その1

真ん中お父さん、左が嫁、右が嫁のお母さん。
友達に電話するお父さん「悪いけど、カタリーナ(ハリケーン)津波のニュースを見ないといけないから、今日は行けないです」

実はヨルダンではお父さんは家で肩身が狭い立場であることがしばしば。
嫁にダメ夫となじられ、お嫁さんの上には、さらに怖い嫁の母。
旦那をもっとしっかりさせるよう、もっと色々なことをしてもらうよう、嫁の母は娘の強力なアドバイザーなのです。
(↑)アラブ人お父さんの日常その2 (ラマダン編)

Daily Production Lifeとの表題です。
夜寝て、
会社で寝て、
家に帰って昼寝して、
日没後に食事をとって、
夜通しテレビを見て、
冷蔵庫の中をあさって夜明け前の最後の食事をとって、
また寝る。

う~ん。これはラマダン中に限った出来事なのか、、、

(↑)OIL on CANVASは結構シビアな内容

中東のお三方、これは湾岸諸国代表団。イラク戦争開始前の時期に行われた会合の様子です。米国旗色の手により「見ざる、聞かざる、言わざる」をされているの分かりますか。。。

OIL on CANVASはかなり微妙な問題に食い込んだ表現となっているので、こちらのサイトからどうぞ(↓)
中東問題にご関心のある方オススメです(↓)

http://www.mahjoob.com/index.php?L=En

甘~い、ハイカロリ~、アラブスイーツ、「クナーフェ」2009-10-03 19:00

ヨルダンで昔ながらのお菓子と言えば「クナーフェ」
チーズ&蜂蜜入り、アラブスイーツには欠かせない組み合わせです。
アンマンに住んで、すっかり、「激」「激」「激」甘~い、アラブスイーツ大好きになってしまったのですが、カロリーのことは考えないで食べます!
厨房の大皿から欲しいだけ切り分けてもらいます。
パンケーキのような薄焼き生地です。
中は2~3層になってます。
下層はチーズどっぷり、
中間層はクリームこってり、
上層は薄焼きケーキちょっとあっさり(に感じるぐらいその周りが甘い。でも間違いなくケーキ地も砂糖沢山のはず。)、
生地がヒタヒタになるぐらい蜂蜜たっぷり、
そしてトッピングはカシューナッツ
ホカホカの温かい時に食べるのが一番!
一人前で150gぐらい、ものすごい満腹感を味わえます。。
今日食べたのはJabri
昔ながらのスイーツをヨルダンではじめてフランチャイズ化したお店です。
それまでこうしたお菓子は小さな個人商店で売られていました。
アラブ版菓子折りセット。どれも甘く、油もたっぷり。

ヨルダン、2009年第2四半期のGDP成長率は2.8%2009-10-05 06:22

ヨルダンの2009年第2四半期のGDPは3,985milJD(5,622milUSD)前年同期は3,675milJD(5,154milUSD)。

第2四半期成長率は2.8%、第1四半期は3.2%、上半期は平均すると3%となりました。

成長を記録した部門は以下の通り

1位 農業・狩猟・漁業部門 14%増
2位 建設部門 13.2%増
3位 公共サービス部門 6.8%増
4位 運輸部門 4.4%増
5位 卸売・小売業部門 3.6%増
6位 製造業部門 3%増

一方で保険フィナンシャルサービス部門、民間サービス部門の成長は減速し、
特に鉱業部門は前年同期比9.6%減となりました。
ヨルダンは農業セクターの強化に取り組んでいます。
(↑)これは砂漠の中のバナナ畑

良く見かけますが、水不足のヨルダンでどうして生産できるのか
いつも不思議に思っています。

レバノン美人 Nancy Ajram2009-10-06 23:24

中東の中でも美しい女性が多いとされるレバノン

その中で一際人気なのがポップシンガーNancy Ajram(ナンシー・アジュラム)

切れ長の目、小さく低めの鼻、
中東の顔立ちとしてはかなり珍しいです(↓)

どこか東洋美人風だと思いませんか?


これはNancyのベドウィン(砂漠の遊牧民)風の人気ソング(↓)
歌詞も日本の一昔前の歌謡曲風ですが。。(或いはアラブ・ソサエティ風かも。。)

ヨルダン人はこの手の曲(↓)が流れると踊りが止まらないです。

アンマンのスーパー2009-10-08 06:40

アンマンがどのような所か想像しにくいため、
生活事情、特に日用品が簡単に手に入るのか等について良く質問されます。

欧米のように大型スーパーが点在しているので日用品で困ることはなく、
いつも週末に車で大量に買い込みに出かげています。

これはカルフール(↓)


欧米諸国から輸入されているものは、現地の物価を考えると多少高めですが、
生活していく上での必要なものは何でもそろいますし、
最近はアジア系の調味料もかなり増えてきています。

野菜類(↑)は低価格ですし、品質もいいです。

山積みにされた商品の中から選ぶので、
日本のようにどれをとっても同じ大きさ、同じ品質というわけにはいきませんが、
鮮度が良さそうなもの、美味しそうなものを自分で選ぶので、慣れるとかなりの目利きになれます。


ヨルダンは内陸にあるので、(↑)の値段は少し高めですが、種類もまあまあ豊富です。

最近日本で食べれる干物類が懐かしくなり、買ってきたお魚を家のバルコニーで干しています!

アンマンから中東を見つめる2009-10-11 04:17

ヨルダンは、人口630万人(2009年度推定値)、面積92,300km2(日本の4分の1)の小さな国で、これまで数奇な運命を辿ってきた国でもあります。
イスラエル/パレスチナ、シリア、イラク、サウジアラビアと国境を接し、エジプト、トルコ、レバノン、イラン、クエート等とも隣接していることが分かります(↓)

※画像はウィキペディアから引用。




対米関係やその他の欧州諸国との関係が安定しており、中東諸国とも一定の友好関係を築いています。そのため、ヨルダンでは欧米諸国と中東諸国の両者の政治的見解について、客観的な立場から情報が提供されています。
また、資源の乏しいヨルダンは欧米諸国や同じイスラム宗教国家同胞としての湾岸諸国より各種援助が提供され毎年財政赤字縮小を図っています。

第二次世界大戦後の中東戦争を発端とし、その後の湾岸戦争、イラク戦争等において、大量のパレスチナ、イラク難民が発生し、ヨルダンはこれらの難民を受け入れてきました。特にパレスチナ難民についてはヨルダン国籍も与え、国家財政が逼迫する中でも各種生活支援を行ってきました。一方で、度重なる周辺国の戦争の度に、富裕層が流れ込み、さらに港湾や道路のインフラ開発が進むといった戦争特需も創出してきました。

こうした周辺国の混乱にも拘わらず、比較的安定した国家であり続けられたのは、これまでの国王の平和維持に対する政治的感覚が優れていたことも一因です。
また、秘密警察の能力が極めて高く、現在でも国内の治安維持に貢献しています。

小国であること、諸外国と友好関係を築いていること、治安・政治が安定していること等、ヨルダンの置かれた環境を中東地域援助における強みと捉え、各種支援団体がアンマンに拠点を置き、中東の動向を見つめています。
それだけでなく、戦災国関係者と支援団体がアンマンで協議を頻繁に実施しており、さらに戦後の経済発展を支える各種民間企業もアンマンに集結し、事業展開のタイミングを見計らっています。

このためヨルダンでは中東において支援を必要としている国、支援を実施する団体、民間企業のそれぞれの動向について把握することができ、中東地域全体の動きを俯瞰できる、極めてユニークな立場にあると言え、この利点を中東地域支援に活用していくことが重要であると考えます。

今週末もアカバ2009-10-16 17:29

カラッとした天気、ジリジリするような暑さが好きなので、
またまたアカバに来てしまいました。


椰子の木のビーチ(↓)


静かな別荘街(↓)


浜辺から10mの所でも小さな珊瑚礁あり(↓)
ダイビングライセンスがなくてもお魚が見れる!


免税で格安のビール(↓)
ギネス500ml一本180円ぐらい!
一人で3本飲み!


いつもの通りビーチでひたすら昼寝&読書&スイミング&ビールのナマケモノ週末!