イスラエル上空2009-11-20 08:01

ヨルダンと国境を接するイスラエル。
まだ訪問したことがありませんが、
ヨルダン発トルコ行きの飛行機に乗り、
イスラエル最大の都市、テルアビブ上空を飛びました(↓)

飛行機の中から見える、都市のビル郡
人口は600万あり、イスラエル人口の3分の1が集中しています。


地中海に面する青い海、マリーナ、、、
欧米から多くの観光客が訪れる一大観光スポットだそうです。
ショッピングモールやレストラン、ナイトクラブ等が林立しているとのことですが、
上空から見てもかなり賑わいのある街のように見えます(↓)


一方、中東におけるイスラエルの位置づけについては、
整理されていないことが多く、
世界が抱える難しい問題の一つと言えます。

例えば、ヨルダンにおいても、以前紹介した、
アカバにあるヨルダンとエジプトを結ぶ海底送電ケーブル
これはヨルダン国内の発電施設だけでは
国内需要をまかないきれないこともあるため、
電力をエジプトから輸入するため建設されたものです。

しかし、地上ルートであれば、
エジプト-イスラエル-ヨルダンをまたぐ送電線が建設でき、
建設費用も海底ケーブルの10分の1で済むとも言われてます。
これは、中東諸国とイスラエルの関係が整理がついていないため、
仮にヨルダン、イスラエル間で何らかの緊張事態が発生した時のために、
あえて海底ケーブルの建設を選択しています。

ヨルダン、National Electric Power Company (NEPCO)
のウェブサイトより(↓)
エジプトの右隣がイスラエルです、地名は表示されていません。


エジプトからヨルダンに輸入される電力は送電線を介して、
ヨルダンからシリアやレバノン、リビアに電力供給ができる構図になっているため、
この海底ケーブルはこれらの国々の電力供給の命綱の一つとなっているわけです。