8000年の都、エルビル都城2009-11-14 08:47

イラク、エルビル市中心部の航空写真です(↓)
放射線状に都市が広がるのが分かりますか?

航空写真の中心を拡大してみてください。
この放射線状に広がる都市の中心にあるのがエルビル都城です(↓)


大きな地図で見る


イコモス(International Council on Monuments and Sites)によれば、

8000年前からの都市居住痕跡があり、
世界で最古の都市ではないかと推測されています。

都城の形状は直径400mやや変形した円形を保ち(↑)

城壁に囲まれ、小高い丘の上に立ちます(↓)


考古学調査では紀元前3000年前のアッシリアからはじまり、
その後の古代メソポタミア・バビロニア、ペルシャ、ギリシャ、
プレ・アラブ時代の痕跡が明確に示されています。

都城内は道路や住居がひしめきあい、モスクや小さな広場もあり、
街として活き活きしていた様子が思い起こされます。
路地の様子(↓)


ごく最近まで都城内に人々が住んでおり(↓)
観光開発に取り組む市の方針で住民は移転しました。


路地から見た中庭付の住居(↓)
火災があった模様。


海外からの支援により、修復工事が進められています(↓)


中庭噴水付の建物、ホテルとして利用されていたそう(↓)


かつてのホテルの中の様子(↓)


都城内の建物を観光客用のショップとして利用(↓)


クルド地域の民族帽が展示されてました(↓)

クルド地域伝統柄の絨毯も販売(↓)

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